こんにちは、元もとブラック企業で働いていた伊藤仁です。ぼくは新卒でサービス業界のブラック企業に勤めたわけですが、文字通り「黒すぎる会社」でした。
黒すぎるあまり名前は出せませんが、とりあえず地獄という言葉が当てはまり、辛かったのは言うまでもありません。
そこで今回は、これから就職や転職をする人に向けて、ブラックな業界を4つ紹介していこうかと思います。ブラックに勤めると精神やみますよ、ほんとに。
「ブラック企業に勤めたいんだ俺は!」みたいな人はこの記事を読まなくてOKですが、自分の将来を幸せに生きたい人は参考にしてもらえると嬉しいです。
ブラック業界の中でもすべてがブラック企業なわけではない
先にお伝えしておきたいのですが、ブラック業界の中の会社が、すべてブラック企業だとは限りません。業界構造的にブラックになりやすい側面はありますが、しっかりと法令遵守して、ホワイトな経営をしている会社ももちろんあります。
なので、これから紹介する業界がブラックだとしても、働きたい気持ちを無視する必要はありません。記事の最後に「ブラック企業で働きたい人」への解決策も提示してるので、参考にしていただければと。
ブラック業界の基準を紹介
これから紹介するブラック業界の基準には、以下を設けています。ちなみに、これは主観でもなんでもなく、世間一般的な価値観でもありますし、ぼく自身がこの目で見たブラック業界の現実を基準にしています。
- 離職率がクソ高い
- 薄給で激務
- スキルが残らない
- ストレスが溜まりやすい
- いつまでも人材不足
これから紹介する業界は、すべて満たしていますので危険です。
なお、現状「ブラック業界」に勤めている人は、悪いことは言わないので転職してください。
ブラック企業が少ない転職サイト・転職エージェントで紹介をしているので、とにかく求人を探すことから始めていきましょう。
おせっかいで申し訳ないですが、転職エージェントにいつかは登録することになるので、それなら今すぐ登録しておいてください。この先の人生で転職を1回もしないなんてあり得ませんので。
1回登録すれば自動で求人も流れてきますし、企業からスカウトが来て「そのまま楽に転職」だってできますよ。
転職しないことをおすすめするブラック業界4選
長くなりましたが、ブラックな業界を4つ紹介します。満員電車で疲れ切っている人や、日常生活で常に暗い顔をしているのは、おそらく今から紹介する業界に勤めている人の可能性が高いです。
ブラック業界①:サービス業界
1つ目はサービス業界です。ぼく自身も経験したわけですが、サービス業界はほんと辛いですよ。
- ホテルなどの宿泊業界
- 代理店などの観光業界
- その他サービス全般
これらはサービス業界に属するわけですが、いまだに「お客様は神様だ」みたいなバグった客が来ます。あと、今後の人生に繋がるスキルも身につかないし、給料も激安です。
結構「残業代がでない」とか「休日出勤」とか「長時間労働」とかあるみたいですよ。ぼくは宿泊の中のホテルに勤めていたわけですが、どんな客に対しても「笑顔笑顔」ってしんどいです。
給料が安く、長時間労働で、精神的なストレスを抱えるのがサービス業界の特徴です。
ブラック業界②:飲食業界
飲食業界がブラックなのは、イメージ通りといったところでしょう。過労死とかのニュースが流れてくるときも、飲食業界に従事されている方が多いですもんね。
実は、ぼくは高校生のときに飲食チェーンに勤めていたわけですが、忙しくて息ができませんでした。
当時の店長は「残業が月に120時間を超えないと支払われない」と言っていて、高校生のぼくにはよくわかりませんでした。
しかし、今になってよくわかります。「店長、お前そんな会社はやく辞めろよ」
会社を辞めるのなんて上司に「辞めます」って言うだけですからね。残業120時間を超えないと給料支払われないって、どう考えてもシステムバグりすぎでしょ。
ちなみに会社の辞め方が不安な人は、ブラック企業の退職方法を3つ解説するという記事で紹介してるので、無敵の辞め方を手に入れてください。
ブラック業界③:人材業界
人材業界もかなり激しい働き方をしているようです。人材業界の仕事って「人のために働く」場合が大半だと思うんですが、まずは自分の身の安全を考えたらどうでしょうか。
それなりに名前が売れている企業などは、法的な監査も厳しくなるので、さすがに「残業なしの長時間労働」などはさせていないと思いますが、実態は定かではありません。
でも、人材業界に魅力を感じる人も多いようで、確かに「世のため人のため」っていかにも仕事っぽくてかっこよいという気持ちも分からなくもないです。
とはいえ、ぼくの主観ではありますが、まずは「お金(給料)」を第一に考えても良いのではないでしょうか。
だって給料が高ければ心も安定するし、自分のやりたいこと・できることの幅も広がるでしょ?
自分のやりたいことが「人のため」の仕事であれば、何も人材業界にこだわらなくても良いはずです。
ブラック業界④:介護業界
職場にもよりますが、介護業界もブラック率が高いですね。ぼくの友人も介護業界に勤めていましたが、長時間労働で残業なし、人間関係劣悪という、絵に描いたようなブラック企業ぶりでした。
介護業界ってまさに人の命に関わる仕事なので、人間性も素晴らしく、とにかく尽くしまくるという人が多いです。それによってか、ブラックでも人のために仕事ができれば良いという考えも多い。
ただ、介護業界は働く職場によってかなりブラックかホワイトか分かれるので、転職前に入念にリサーチすることを忘れないでください。
公務員も完全なブラック企業なのでおすすめしません
ちなみに、公務員も完全なブラック企業ですからね。
- 副業禁止
- 批判されがち
- 世間が辛い時でも頑張り続ける
- 公務員以外のスキルが身につかない
という感じで、「悪いところを全部集めてみました」みたいな感じです。
たまに「公務員は安定している」という発言を見かけますが、給料も大して上がらない、批判と隣り合わせ、公務員を辞めたらスキルが残らない。
この状況のどこが安定でしょうか?
公務員はブラック企業ですの記事でも詳しく解説していますが、今から公務員を目指そうなんて考えている人は、ちょっと冷静になった方が良いと思います。
もしあなたが「安定を目指して」公務員になりたいのであれば、確実に「IT企業」に就職してください。
このあたり、詳しくは就活の仕事選びで迷う必要は一切ないで解説していますので、安定が欲しい人は参考にしてください。
不動産業界はブラックなんですか?
あと質問されそうなことを先に答えておきますが、不動産業界も「投資用不動産業界」は、結構ブラック率が高いと思います。
給料は非常に高い傾向にあるので、自分の投資知識を身に付けつつ、給料もそれなりに貰いたい、という人には良いんじゃないでしょうか。
しかしながら、
- ノルマを達成する自信がない
- 体育会系と接するのが苦手
- 詰められる風潮がある
というデメリットがあることも事実ですので、「詰められることをおかずにご飯を食べられる」ぐらいの人じゃないと厳しいと思います。
ブラック業界の中に転職したいと思っている人は
ブラック業界だとしても、その中で働きたい会社や、職種がある人は、下記のブラック企業の基準を覚えておいてください。
- 常に求人がでている
- 年間休日120日以下
- 給料の幅が広すぎる
- 口コミが悪すぎる
- みなし残業が多い会社
- 即日採用
- こいつが採用?って奴が採用されてる
これらの項目を満たせば満たすほど、その会社のブラック率は高いです。
対処方法としては、下記の2つを徹底してください。
- 転職エージェントで転職相談をすること
- 企業のホームページも確認すること
- 企業の口コミを確認すること
これらの3つを徹底すれば、よほど運が悪くない限りブラック企業以外に転職できます。
詳しくはブラック企業が少ない転職サイト・転職エージェントで解説してるので、よくチェックしておいてください。
転職で成功できるかどうかは「正しい知識」を知っているかどうかですので。失敗したくないのなら、自分から情報をチェックする姿勢を忘れずに。
ブラック業界は辞めておきましょう
というわけで、この記事もそろそろ終わりにします。
ブラックな業界の中の会社がすべてブラック企業というわけではありませんが、確率が高くなることは覚えておいてください。
ぼくも日本で3本の指に入ると言われている、有名なサービス会社に就職しましたが、ブラックでしたからね。信じられるのは「自分の目と知識、あとは転職エージェントだけ」ですので。
失敗しない転職をした人だけ、下記の記事を参考にしてもらえたら嬉しいです。